SK-BASE

こちら、SK-BASEです。現在はロサンゼルスを拠点に発信中!

ようやく免許が届き、今は車探しをしている、こちらSK-BASEです。

毎年、6月の第1土曜日にファーマーズマーケットという場所でクラシックカーによるクラシックカー好きのためのオートショーが開催されているということで、行ってまいりました。

Gilmore Heritage Auto Show(ギルモアヘリテージオートショー)

オートショーが開催される、ファーマーズマーケットとは3rdストリートとFairfaxストリートの交差する角にある市場です。ここが今でもロサンゼルス一番の市場というように言われていますが、ここがもともと栄えたのはGilmore(ギルモア)さんという人の功績によるものでした。

1870年により良い生活を求め、イリノイからロサンゼルスに移動した、ギルモアは時代が20世紀に変わろうとしているときに、牧場の牛のために水を掘っていたところ、水の代わりに出てきたのは石油でした。1905年までには牧場は消え、その代わりにGilmore Oil Company(ギルモアオイルカンパニー)が誕生したのでした。その後、オイルカンパニーはどんどん成長しました。あるとき、フレッドとロジャーという人たちがこの場所に、農家の人達が新鮮な作物を売れるような村を作りたいとE.B ギルモア(初代ギルモアの子孫)に提案し、それが受け入れられファーマーズマーケットが始まりました。

詳しい歴史はこちら(英語)

ファーマーズマーケットの歴史を大分、割愛して紹介しましたが、こうして発展したファーマーズマーケットは今でもギルモアオイルカンパニーを祝福して毎年6月にこのショーを開催しています。

60台以上、展示されるクラシックカーたち

ファーマーズマーケットにつくと、いつもは市場がならび、観光に来た人たちが和気あいあいとしてる場所ですが今日は、車の所持者たちと車好きの人たちで和気あいあいとしていました。

ファーマーズマーケットのいろんなところに車が展示してあり、全て見れたのか分かりませんが、私が確認したところによると66台見つかりました。しかし、路地などにも展示されていたので恐らくまだあったと思います。

クラシックカーが展示している近くには車の持ち主とみられる人たちが椅子に座って、観光客に説明したり、クラシックカーの持ち主同士で楽しくお話しするなど、ファーマーズマーケットという地元に密着している場所であるからこそ、かしこまったオートショーというより、"買い物ついでに見ておくれ"といった感じです。

展示してある車は持ち主によって修理されピカピカの新車のようになっております。

例えば、上の写真の車だと10年前に発見し、血、汗、涙を流し少しずつ修理しようやく修理を完成させ、今はお金をビールにつぎ込めるという、持ち主の車愛が感じられます。

車の歴史を感じるのにもいい

古いもので1920年代のものもあることから今ではみないような形の部品を見ることができました。

例えば、ドアノブ。今では指を引っ掛けて開くドアですが、1933年当時はまだ家のドアと同じようにドアノブを回して開くようになっていて、恐らくここからこの出っ張りが邪魔とかそういう過程で、現在の指引っ掛けて開ける式になったんでしょうかね?

次に、車のトランクといえば荷物を積む場所でしたが、本当に昔はトランクバッグだったようです。まあ、確かにこれがカバンだったら家に持ち込めたりして、取外し簡単なのでいいかもしれませんね。ただ、なぜ最初から現在のように荷物を積むために余計にスペースを設けようとしなかったのかが気になるところで、単純に当時、超高級だった車のコストを抑えようとしたのかなど、想像が膨らむところです。

中の運転席を覗き込むと、それは非常にシンプルな構造というか、"こんなんで走れるんだー"と今時のコンピューターで動作する車と比較して、見た目"バネと歯車だけで動いてるんじゃない?"と思ってしまうようなものでした(失礼言ってすいません汗)。

勝手にいい車をチョイスしました

最初にことわっておきますと、私は車に関してズブの素人でクラシックカーに興味があり、今回履来ました。ですので、車を選んだのはほぼ見た目でエンジンとかそのあたりは分かりません。それでは3つ選んだので早速いってみましょう。

1929年 Packard Dual Cowl Phaeton

これを見たときに、なんと無骨で強そうな車なのだろうと思いました。シルバー塗装にアミアミのパーツが多数使われ、前輪を覆うR型のパーツがメカニックさを醸し出す、興味をそそるものでした。

1950年 Oldsmobile Rocket 88

この車を選んだのはなんといっても後ろボディーの形。

非常に魅力あるヒップだと最初見たときに感じました。この車は全体的に見て丸っこくなっており、それでいて横幅ある図太さは、非常にセクシーな印象を感じました。

1961年 Ford Radical Custom Thunderbird

この車を初めて見たとき、思わず笑ってしまいました。

このフロントのトゲトゲは誰に向かって攻撃するの(笑)?

など、見た目のインパクト抜群のこの車は車体が限界までに低くしてあり、車はただの実用性を持った乗り物ではないというメッセージを感じる印象深い車でした(このメッセージは私の勝手な解釈です)。しかし、こういう攻めているモデルというのは、車の前を人が通るたびに"Wow"など歓声をあげていたことから、通り過ぎる人たちにも何かを感じさせるものがあると思います。

空気汚染など、車には環境問題なども関係し、なかなか自由に作ることが難しくなっているかもしれませんが、日本も含め自動車会社には年に1つでも台数限定でいいので頭一つ飛び抜けたデザインの車が出たら面白いのにな〜と素人目線で考える今日でした。


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