SK-BASE

こちら、SK-BASEです。現在はロサンゼルスを拠点に発信中!

こちら、SK-BASEです。2016年の秋学期からスタートした私のアメリカカレッジ生活も2018年の春学期を持ちまして、修了しました。どんなことを学んでいたのかは一度、映画製作初級のクラス紹介の記事でも紹介しましたが、もちろんこれ以外にも数学や歴史、心理学、化学など一般的な授業も履修していました。これは全て、Associate Degree(準学士)を取るためです。しかしながら、全てとはいいませんが(笑)、意外と取って良かったという授業もいくつかありました。それはまた別の記事おいおい紹介したいと思います。

過ぎ去りし思い出, which is graduation

さて、アメリカのカレッジは特に学年制ではないので、必要な単位を取得した時点で学校に卒業を申請することができます。そのため、仲のいい友人たちと一緒に卒業!みたいなことはなく、4年大に編入する人やそのまま、次の学期もカレッジで授業を取る人もいます。私の周りはたまたま、ほとんど人が編入するということで、卒業の雰囲気はなし。それもあって、卒業の話題には全くなりませんでした。そうしたものですから、6月の第3週、春学期の期末試験の週に家で勉強中ふと、卒業式っていつだっけ!?なんて思って学校ホームページを見ていると、なんとその日のしかも2時間前から始まっているではありませんか(やっちゃったぜ)。結局、卒業式に参加することは諦め(ガウン着たかった)、学位は後日郵送で受け取ることになりました。

日本の応援してくれている方々に報告そしてご褒美

まあ、そういうことでいつのまにか卒業していましたが、さっそく日本にいる両親やその他、日本で応援してくださっている方々に報告しました。するとなんと、

食べたいものは?

というお言葉をいただき、そして私はすかさず、

ステーキです!

と返答。

小学生みたいだな

と返されましたが、ステーキを食べてこいと言われ、心躍るまま、パサデナ市内の高級レストランへ行くことにしたのでした。

夕ご飯を食べに行くだけなのになぜか緊張する

さて、数年ぶりの高級レストランしかも一人でということでなぜか緊張してきました(笑)。一応、ドレスコード的のを気にした方がいいかなと思いまして、久しぶりにワイシャツを切る私。実は行ってみたら大衆食堂でそんなことは気にすることはありませんでした的なオチを、心から願っていました。

ステーキといったらワインを嗜みたいと思いまして、レストランまでは電車に乗っていくことにしました(いやそれにしても車線多いこと)。

レストランに到着、高級感がマジやばい

最寄りの駅から歩いて5分ほどしたところにある、こちらArroyo Chop House(アロヨ・チョップ・ハウス)です。玄関にはドレス姿のおじさま、おばさまたちが談笑していました。小さなこどもたちも、ドレスを身にまとい、そこには私の知らない子どもたちがいました。さっそく、高級レストランに圧倒され怯みましたが、団体の一番後ろについていき、玄関のボーイに特に気づかれることなく、侵入することができました。

フロントにて、黒ドレスをまとった女の人に、私は声は小さいが力強く、1名であることを告げました。すると、

今日はご予約のお客様が多いので1時間後になりますがよろしいですか?

何か私は試されているような気がしました。しかし、私はこのような機会はそうないと、これまた短いが力強く、“OK”と返したのでした。

SじゃなくてMじゃね的なサイズ

1時間後に「あなたの席をご用意しましたと」先ほどのお姉さんに連れられ、2人分の席に座りました。目の前にはバーが見え、レストラン内にはピアノの音が沈黙を埋めるように聞こえてきます。レストランの隅でピアノを演奏している女の人は周りのお客さんと会話を楽しんでいる。

私の席担当のウェイターがやってきて、前菜の注文を聞いてくる。いくつか、オススメの料理を提案してくるが、色々注文すると高くつきそうだったので、とりあえず、ガーリックトーストと**スモール(S)**のサラダを注文する。私は知っていたのだ。アメリカのレストランでの失敗あるあるは、ちょっとしかないと前菜を色々頼むとどれも予想外の大きさでメインに行く前にお腹いっぱいになってしまうものだ。

パンが運ばれてきた。チーズケーキファクトリーなどでよく見る、カゴに入ったパンとは違って、布のバッグに入ってくる。中からは蒸気が漏れ出し、一部をちぎり取ると、外はパリパリ、中はふわふわなのが手で感じ取れる。ガーリックの旨味とバターの塩加減ちょうどいい。しかしながら、1人分としてはどう見ても大きい。とりあえず、4分の1は食べて、残りは様子みに置いておく。

そうそう、このレストランにわざわざ電車で来た理由である、ワインも一緒にやってきていた。LAに来て以来知った、ナパバレー産の赤ワインだ。酸味が少なく、口に含んでいるときは強い味を感じるが、後味は意外と軽い。私の好きなワインだ。

10分ほど経って、サラダが運ばれてきた。この大きさである。日本なら確実にMサイズもしかしたら、それ以上だろう。中身は主にレタスで、オリーブとトマトが少々入っている。ドレッシングはバルサミコ酢をベースとしたもので爽やかな酸味が食欲をそそる。これも半分くらい食べて、後は取っておこうと考えていたが、レタスなのでそこまでお腹に溜まることなく一皿完食してしまった。

美味しいお肉は脂っこくない

サラダを食べ終わり、しばらくするとメインのステーキが運ばれて来ました。第一印象は、**”あれ小さくね!?“**でした。パンも大きく、Sサイズのサラダも日本とに比べて、大きかったのにここに来て日本と同サイズ程度の肉が来ました。ちなみに注文したステーキはPetit Filet(後に意味を調べてみると”小さいヒレ肉でした、そりゃそうだ)しかしながら、大盤振る舞いのレストランでこれだけのサイズしか出せないということはそれだけ、味の良さを期待してしまいます。

ナイフで肉を切り落としてみます。これまた、溶けるように柔らかく切れると思いきやそうでもなく、しっかりとつながっていました。焼き加減はミディアムレア、ここの肉は最低でも28週間熟成させてあるということでしたが、断面は綺麗なピンク色でした。口に含んで見ると肉の旨味が口いっぱいに広がります。ソースはなく塩胡椒だけなので、肉の味がダイレクトに感じられます。また、口に含んで改めて感じますが、全然脂っこくありません。脂が肉の味を邪魔していないことがより一層味を引き立てています。

デザートは温かいチョコレートソフレ

少量ながら、満足のいく肉を食べられ、残りはデザートのチョコレートソフレです。ウェイターの人が熱々のソフレをテーブルに持ってきて、テーブルの上で小皿いっぱいの生クリームをソフレの中に突っ込み、粗くかき混ぜます。生クリームは所々チョコレートに溶け出します。クリームはもともと冷たかったので、食べたとき温かいところ、冷たいところ、チョコレートの味が強いところ、生クリームの味が強いところと、様々な味覚をもたらしてくれました。

結局のところ、前菜、メイン、デザート、ワインとちょっとしたコース料理のようになり、パサデナの豪華ディナーを堪能することができました。カレッジを卒業したので、これからはOPT取得、そしてインターンシップまたは就職に向けて2018年の夏が始まりました。


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