SK-BASE

こちら、SK-BASEです。現在はロサンゼルスを拠点に発信中!

みなさん、こんにちは9月になり暦上夏も終わってしまいました。ところがどっこい先週、気温42度まで上がって、夏がカムバックしてきたLA。まだまだエアコンが必要そうだと感じた、こちら、SK-BASEです。

さて、先週8月の最後に新学期が始まる前に何かチャレンジしたいと友人と話した結果、近くの山に挑戦することになりました。インターネットで下調べし、どうやら往復で7時間かかるとか。ただ、Googleマップで見ると往復3時間でどちらが正しいのかイマイチでした。

同じ登山している人から聞いて知ったのですが(下調べのときに知らなかったのは道順とオススメの準備品しか見てなかったからです)、私たちが登ったSan AntonioはLA郡で一番高い山だったのです。頂上は標高10,064フィート(約3,068メートル)、家族連れで登っている方もたくさんいたので、必ずしもプロフェッショナル向けと言えませんが、素人の方はしっかり準備していきましょう。それではレッツゴー!

このころは、リフト久しぶり楽しー!だった

近くまで車で行き、駐車場に着くと(駐車料$5)、リフトに乗ってベースキャンプまで行きます。リフト代が往復$25しますが、インターネットで予約しておくと$20になるので前準備も兼ねて、予約しておくといいかもしれません。このときリフトの上で、日本と違って下にクッション材のものが敷かれていなく、”落ちたらまず生き残れないじゃん”なんて冗談かましながら乗っていました。まだまだ気持ちに余裕あり。

リフトを降りると、登山開始です。このハイキングコースは通称”Devil's Backbone Trail"(悪魔の背骨道)と呼ばれ、”キツイからかな”と考えていましたが、後にその意味を知ることになります。

山道は小石がたくさんで滑りやすく、勾配も急であるためなかなか進みません。まだ心身ともに問題ありません。

30分ぐらい登ったところで、上に小屋らしきものが見えてきました。このとき私たちは頂上だと思い、道は歩きにくかったですが、意外と簡単だったなと感じました。この分だとGoogleマップのほうがあってそう。

小屋のところまで行くと、そこにあったのは別のリフトとさらなる高みにつながる山道でした。どうやら、このエリアは冬は雪が積もるらしく、その時期にはスキーができるようになっており、私たちはスキーで滑る道を登ってきたようです。このとき、Googleマップが間違っていることに気づいたのと、ちょっと精神にダメージ。

山道は続くよ〜どこまでも〜

それまで、幅広い道だったのも小屋を超えたあたりから、急に細くなり始め、人が通った形跡を頼りに進みます。

ふと、振り返ると左も右も断崖絶壁で、細道はゴツゴツとしており、それはまさしく、Backbone(背骨)の上を歩いているようでした。ちょっとビビって精神ダメージをここでもくらう。ただここで、中学生ぐらいの少女とそのお父さんらしき家族とすれ違い、中学生に負けてられないと足を進めます。

影があれば、休憩をこまめにとり水分補給をします。高い山の上まで来てるだけあって、周りは風邪の音と風に揺れる木の音だけです。自動車の音が鳴り止まない普段の生活から離れられるのは大自然に来る良さであります。

ただ何度、”あそこ頂上じゃね?”と友人と話して、それが裏切られたことか。そのたびに精神的ダメージをくらい(笑)、山の壮大さと自分のちっぽけさを感じます。

山道はいよいよもって人が一人しか通れない細さまで狭まります(写真よりもっと細い道もありますが、写真を撮る余裕がなかったです)。帰りの登山人とすれ違うときは一定の場所で待ち、片方が通り過ぎるのを待ちます。いつも車でやっていることですが、山の上では人がそれをします。すれ違いざまにあいさつと、一言二言、会話をするのはいいですね。

毎回のようにすれ違いにあいさつするときに、我慢できず、頂上はどれくらいか聞くと(いきなり頂上を目の当たりするのをちょっと楽しみにしてた)

あの峠を登ると頂上だよ。あと30分くらいかな。

と言われ、気持ち的にはエンジンがかかります。人の通り跡を頼りに、滑りやすい砂利道を登っていき、ついに人だかりが見えてきました。

頂上に到着、私たちの視界を遮るものはいなくなった

頂上に着いた、友人はそこにただ呆然と立ち尽くしていました。ただこれまで登っても登っても、その先にはさらなる高い峠が私たちをあざ笑うかのように立ち尽くしていましたが、頂上では周り一体すべてが見下ろすところにあり、頂上に来たことを感じさせてくれます。頂上には10人くらいほかの登山人がいましたが、その人たちの会話でこの山がロサンゼルス郡で一番高い山であることを知ります(下山後調べ直すとそう書いてありました)。

しばらく、目の前に広がる風景を楽しみ、お昼ために焼いてもってきたバナナブレッドを友人と食べ、心身とともに回復するのを待ちます。

時間にして、30分程度だったでしょうか、3時間以上かけて来た頂上にたった30分しか滞在せず、気持ちが下山に向かっていたので、下山を始めました(登山とはそういうものなのでしょうか)。

下山が一番キツイて分かったよ、それと重力の威力もね

下山を始めて、数分で気づきました。”下山のほうがキツイ”。重力は常に下向きに働いているため、滑りやすかった砂利道が余計に滑りやすくなり、ゴツゴツの小石が足つぼマッサージか言わんばかりに、足裏をいじめてくるのです。走っていったほうがよっぽど、楽に進めると思いましたが、走れるような道幅ではないので、”アウアウ”いいながら、下山しました。最終的には地べた這いつくばったり、お尻で滑りながら進み、人間追い詰められると色んなことを思いつくもんだと自分で感心したのものです。

帰りのリフトに乗って、7時間ぶりにアスファルト上を歩くと、なんて平らで歩きやすい道なんだと少し感動しました。おみやげは登山中の壮大な景色と、途中から感じ始めていた筋肉痛、その日の夜に気づいた広範囲の日焼けでした。LAで一番高い山に登ってしまったし、次は何にチャレンジしようかな。


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