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この記事は後編です。前編はこちらにあります。

さて、3作品終えたところで、授業も後半になりました。ちなみに3作品目前に中間テストがあっています。中間テストは制作で使う用語のチェックになります。おもしろい映画で重要なのはシリアスなものでも必ずある、合間のクスッとした要素です。それを代弁するかのように問題にすらユーモアが含まれています。例えば、

pcc film festival 2017

When devising a visual composition in a frame you should only include elements that(フレーム内の撮影対象の構成を考えるとき、あなたが含むべき要素は〜である。)

  1. are unusual(平凡でないもの)
  2. are beautiful(美しいもの)
  3. are critical(重要なもの)
  4. serve the Donald(ドナルド大統領に尽くすもの)
  5. serve your creative intent(創造的意図に通ずるもの)

答えは4...ではなく5です。もしかしたら内陸の人たちはDが答えかもしれませんが(皮肉)。他にもいたるところにこういったクスッとしてしまう問題があるため、テスト中になのに”クスッ、クスッ”という声がいたるところから聞こえてました。ちなみにDを答えする映画も実はあります。第二次世界大戦中に特に流行った、プロパガンダ映画というジャンルです。

音の使用解禁、グループ・プロジェクト2

4個目はグループ・プロジェクトとなりましたが、ここでようやく音の使用が認められました。音が使えないことにもがき、音無しでどうやってキャラクターが言いたいことを伝えようかフレームワークで試行錯誤していましたが、今プロジェクトで使えます、ただしセリフはなし。はい、ということでキャラクターが言いたいことを言葉以外で説明しなければならないという点は相変わらずです。

ただ、音が使えることで映画そのものに深みが増します。鳥のさえずり、足音、椅子のきしむ音で、キャラクターがどのような場所にいるのかや、物質の質感をよりリアルに描くことができます。カメラやマイクは人間ほど高性能ではないので、なかなか自分が思っているとおりに撮ることができません。そのため、音は後付したりすることがあります。キャラクターが道を歩くシーンで、足音が普通に聞こえていますが、マイクでそれを録音しようとすると足元近くにマイクをセットする必要があり、カメラのフレーム内に入ってしまいます。そのため、足音は後付することがほとんどです。後付音を1から作る人達をフォーリーアーティストと呼びます。

グループメンバーは今回自由に決められるということで、前回と同じメンバーや新しいメンバーと4人で制作することになります。映画の制約は長さが最大3分であることと、必ず3回ノックをするシーンを入れるということでした。

長さは3分で短いのでアイディアは変わらず、シンプルなもので行きます。だた、シンプルであるがゆえになぜそのアイディアに主人公が辿りついたのかを考えると物語は複雑化していき、結局撮影には3週間もかかってしまいました(期間は1ヶ月が設けられていたのでギリギリ)。

鑑賞会で、一人のクラスメイトは”この映画は気味が悪い”と言って出ていってしまいました(汗)。ただ、先生やほかのクラスメイトは”いい意味で気味が悪い”と、なかなかの評判をもらうことができました。

いよいよ授業もクライマックスに!

残りの授業はファイナル・プロジェクトということで個人で4分の映画を作成します。毎回、自分なりに新しいことにチャレンジしてきましたが、このプロジェクトでは映画だからできるストーリーの伝え方を目標に作成。物語もばっちし後は撮影するだけ!となりましたが、ここで問題点が。私はそんなに友だちの輪が広くはないので、俳優探しに苦戦(汗)。しかし!友だちは少ないけれど、これまでの忙しい授業の中でクラスメイトは持ちつ持たれつつの関係になっていました。そのため、私はほかのメンバーの撮影を協力する代わりに、俳優を手配してもらいました。

前半の撮影はスムースに進み良好。後半の撮影もこの調子で、というときに問題が発生しました。一人の俳優がドタキャンとともに行方を暗ましてしまったのです(ヒヤリ)。確かに今回のプロジェクトは学生であるがゆえにギャラはなしの完全、ボランティアであったため、契約もないしいつ消えてもおかしくなかったのかもしれません。ただ、クラスメイトである現地の学生が一言、”これがLAだよ...”とポツリ。実はその人もドタキャンされ、スケジュールがメチャクチャになってしまったようです。

pcc festival audience

それでも、締め切りは迫ってきます。徹夜になろうが、スケジュールの空いてる時間に取り組み、代役をたてて、取り直し、編集と最後の1週間はバタバタ。締切の授業には時間が間に合いそうになく、走って向かいました。先生も分かっていたのか、授業開始の30分遅れて到着。最終的に提出したのは10人。第1回目の授業には20人以上いた生徒たちが、最後には半分以下になっていました。

ファイナル・プロジェクトの作品はそのままカレッジ内の映画祭に提出されます。残念ながら今回私の作品は選出されませんでしたが、これまでにない頻度の映画製作とワンシーン・ワンシーンごとに考えることは今後の映画製作に大きな影響と次の制作への意欲をもたらしてくれました。

ちなみに、今は映画製作中級のクラスを取っています。


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